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千葉県の観光優待券がメルカリで不正販売

千葉県は11月6日、県が独自に行っている観光需要喚起事業「ディスカバリー千葉」の優待券が、ネット上のフリマサイト「メルカリ」で不正販売されていることを公表した。

県は、当事業の趣旨は「新型コロナウイルス感染拡大の影響で低迷する観光需要の促進」であり、販売や譲渡を行わないよう利用者に周知し、ネットサイトに対しても出品させないよう要請するという。

「ディスカバリー千葉」の優待券は、県内宿泊施設で利用することができる。施設で券を提示すると、宿泊料金が1人あたり5,000円、最大4人で20,000円分が割引される。不正販売については、11月4日にメルカリにて優待券が2枚販売されているとの報告があり把握した。うち1件は2,000円で売買が成立しているという。

政府の観光需要喚起策「GoToトラベルキャンペーン」の地域共通クーポンの他、各地域でも独自の観光優待券が発行されているが、そのほとんどが利用規約に「旅行者以外への第三者への譲渡・販売を禁ずる」と表記している。

しかし券に署名されているわけではないため、ネットを介さない個人間の譲渡や売買については利用者の良識に委ねる形となっている。コロナ対策として打ち出される観光優待券は50%引きなど破格の割引が成されることが多く、販売開始後すぐに完売となることも珍しくない。今回の「ディスカバリー千葉」も、優待券は応募制で、抽選の末、当選者に郵送されるという形になっていた。

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