千葉県が当選者に対し、宿泊利用代金の一部をキャッシュバックするキャンペーンを開始した。宿泊事業者向けの補助金制度と合わせてお伝えする。
コロナ禍により旅行者の数が伸び悩む中、冷え込んだ観光需要を取り戻すため、各地方自治体は独自の観光振興策を展開している。
千葉県では、対象施設の宿泊利用者に対し、総額10億円をキャッシュバックする「『ディスカバー千葉』宿泊者優待キャンペーン」を始めた。
【公式】千葉の魅力を再発見！ 「ディスカバー千葉」宿泊者優待キャンペーン
本キャンペーンでは、抽選で1人あたり最大5,000円(1応募4人泊まで最大20,000円)のキャッシュバックが受けられる。
期間は8月27日から10月29日まで。抽選は全4回に分けて行われる。落選した場合は次回の抽選に自動エントリーされるので、再応募は不要。第1回の抽選締め切りは9月14日だ。
当選券は受領した次の日から2021年1月3日まで使用できる。GoToキャンペーンとの併用も可能だ。
なお、エントリーできるのは現在、千葉県民のみ。当初は全国が対象であったが、昨今の感染状況を考慮しての制限となった。
また千葉県では、宿泊事業者向けの補助金制度を用意している。
給付の対象は、千葉の特産物や観光資源を活用したサービスを提供する事業。具体的には地域の食材を使った料理の提供、野菜や花の販売、伝統工芸や農業の体験などだ。
補助率は事業費の4分の3(人件費などは除く)。上限で宿泊施設の客室×30,000円の額が支給される。
8月27日時点で、千葉県内の25地域から478施設が参加している。現在も参加受付中。