株式会社共立メンテナンスは、大成女子高等学校の生徒を対象に、2025年11月12日に「ドーミーイン水戸」で職業体験プログラム「DOMINISTA CHALLENGE(ドミニスタ・チャレンジ)」を実施した。「ドーミーイン」を運営する同社は、2019年から中高生を対象に同プログラムを全国で展開しており、ホテル業務を通じて“職業観”や“地域への愛着”を育むことを目的としている。これまでに全国で延べ80校以上、北関東エリアでは7校から依頼を受け、キャリア教育の一環として継続的に実施している。
本プログラムでは、フロントでのお客様対応や清掃、ベッドメイキングをはじめとするホテル業務を体験した。生徒たちは、働く人の想いやチームで協力する大切さに触れ、仕事の裏側を学ぶ機会を得た。自らが生まれ育った地域に訪れる人々との接遇を通じて、誰かの役に立つ喜びや協働の意義を実感し、将来の進路を考えるきっかけをつくることを目的としている。また、異なる文化的背景を持つ宿泊客との交流を通じ、多文化共生を体感できる機会にもなった。
当日は午前10時から午後3時までのスケジュールで行われた。座学では業界の概要やホテルで働く魅力、接客の心得などを学び、実践ではフロントでの受付対応、客室清掃や大浴場のオープン前準備などを体験した。大成女子高等学校の担当者は、生徒が社会の一員としての自覚を深め、仕事の意義や責任感を学ぶ機会になったと述べた。また、「ドーミーイン水戸」支配人の高橋裕之氏は、ホテル運営には多くの職種と人の連携が必要であり、現場を体感することで働くことの本質を理解する貴重な経験になったとコメントしている。
共立メンテナンスは、社会や経済の変化が激しい現代において、子どもたちが働く意味を見出し、自らの将来を考える機会を持つことが重要であると考えている。同社は今後も「DOMINISTA CHALLENGE」を通じて、人を思いやる心や働く喜びを伝え、地域への愛着を育む教育活動を続けていく方針である。