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エアモビリティのAirX、総額約1.3億円の資金調達を実施

エアモビリティの交通プラットフォームを開発する株式会社AirXは、近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社、マネックスベンチャーズ株式会社などを引受先とし、シリーズAラウンドで総額約1.3億円の第三者割当増資を実施したことを本日2019年8月7日に発表した。

従来ヘリなどの小型航空機の運賃は高価で、利用者は一部の人に限られていた。AirXはテクノロジーを駆使して現実的な価格にすることで、中距離(50kmー500km)の移動に最適な選択肢を提供していきたいと考えているという。

すでにヘリの即時予約と運賃の低価格化を可能にした、遊休ヘリと着陸地の独自データベースに基づく国内唯一のヘリ手配オンデマンドシステム「AIROS(エアロス)」を構築しており、同サービスの利用者数は4,000人に上る。

今後さらにサービスを改善していくにあたり、関東から全国への運航エリアの拡大に加え、航空会社との連携による在庫拡充、エンジニアなどの人材採用が必要であると考え、新たに出資を受けることとなった。

引受先のうち、近鉄ベンチャーパートナーズ(近鉄グループのCVC)とは、事業連携による関西での運航エリアの拡大や、観光地等におけるヘリポート設置の検討を予定。

欧米諸国に比べるとまだ未成熟な空の移動市場だが、五輪やインバウンド観光客の増加に伴い、成長が期待されている。同社は日本の航空産業のポテンシャルを解放し、ヘリコプターやeVTOL(電動垂直離着陸機)等の空飛ぶクルマを自由に利用できる世界を構築していきたい考え。

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