福島県福島市における「福島駅東口地区第一種市街地再開発事業」について、このほど福島市より都市計画決定の告示がなされた。福島県内で野村不動産初の市街地再開発事業。学会、会議後の宿泊等に対応するためのホテルを整備し、MICE誘致が可能な施設を目指す。
福島駅前新ランドマーク、住宅・商業・公共施設・宿泊等
同事業は、福島駅東口市街地再開発準備組合により進められており、野村不動産株式会社が事業協力者として参画。
1972年に福島駅前市街地再開発事業として事業化された区域を含む再々開発事業であり、「福島駅東口再開発準備組合」は、計画区域内地権者の再開発事業に対する関心と意欲の高まりにより、2018年4月2日に設立され、同月に同社が事業協力者となり、同計画の検討を推進してきた。
同地区は、商業、業務、行政等の都市機能が集積するJR東北本線「福島」駅東口の駅前に位置しており、市内の賑わいの軸である商店街(駅前通り)に面した交通と賑わいの拠点となっている。
また、隣接地では福島県立医科大学が、2021年4月(予定)の保健科学部(仮称)開校に向けて準備を進めているという。
今後は、『官民共創による「県都ふくしま」にふさわしい、持続性のある賑わい拠点づくり』を開発コンセプトに掲げ、地権者や福島市並びに関係行政機関とともに、南東北の交通結節点という福島駅の特性と、その駅前立地を生かした広域交流空間の形成を実現できるまちづくりを目指すとのこと。
開発コンセプトに基づき以下の4つの空間を創出する。
今後のスケジュール:
出典:野村不動産
福島県福島市ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、福島市には宿泊施設が149、部屋数にして4,914室が提供されている。
新規開業予定は同施設のほかに2施設、部屋数にして310室が提供される見込み。
注目は東北地方に強いルートインが「ホテルルートイン福島」を2021年3月1日に250室で開業予定。
客室数トップ10は以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
出典:野村不動産
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