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サイクリスト向け「コナステイ伊豆長岡」3月25日開業

株式会社コナリゾートは、伊豆の国市古奈にある古い温泉旅館をフルリノベーションして、豊かな自転車旅のサポートを目的とした「コナステイ伊豆長岡」を2019年3月25日に開業する。

出典:コナステイ伊豆長岡

自転車旅を豊かにするホテル 伊豆の入り口に開業

「コナステイ伊豆長岡」は、自転車を持ち込めるサイクルホテルを中核に、eBikeを使ったサイクルツアーやレンタサイクル、個人の自転車預かりや洗浄等のサービスを提供するサイクルピット、宿泊客と地元客が交流できるパブリックスペースなど、サイクリストフレンドリーなサービスと設備を提供する施設。

客室は畳敷きを活かしながらも、インバウンドのお客様でも快適に利用できるよう、ホテルライクなベッドスタイルに変更し、洋食ベースの朝食を提供。また宴会場を改装して2段ベッドを複数設置し、個人の顧客がリーズナブルに泊まれるドミトリー(相部屋)形式の宿泊プランも用意。

自転車というコンセプトを軸としつつも、インバウンドを含めた多様な顧客に利用してもらえる「コナステイ伊豆長岡」は新しい地方観光の拠点としての役割を果たしていきたい考え。

旅館再生の新しいビジネスモデル

もともと後継者がいない廃業旅館のオーナーから譲渡を持ち掛けられた同社が、2020年の東京五輪に向けて(自転車競技が近隣で開催予定)盛り上がりつつあるサイクリストをターゲットに、eBikeという新しい移動手段を生かした様々なサイクルツーリズムの商品を開発し宿泊とセットで提供する事を、今までにない旅館の集客コンセプトとして立案した。サイクルツーリズムが盛んになる事により、地元の飲食店や観光施設等にも経済効果が波及するのではないかと思慮しているという。

この計画に地元金融機関の三島信用金庫、株式会社地域経済活性化支援機構(REVIC)のファンド運営子会社であるREVICキャピタル株式会社と静岡キャピタル株式会社が共同運営する「しずおか観光活性化ファンド」ならびに同ファンドが出資するしずおか観光ソリューションズがその可能性に着目し、これら金融機関の支援により新しいコンセプトのホテルとして開業する運びとなった。

しずおか観光ソリューションズは株式会社コナリゾートの一部出資を引き受け、「しずおか観光活性化ファンド」は普通社債を引き受ける。

【同施設 概要】

名称:コナステイ伊豆長岡

所在地:静岡県伊豆の国市古奈307

開業予定日: 2019年3月25日

客室数: ツイン(トリプルに変更可)18室 離れ1室 ドミトリー3室(最大12名収容)

総収容人数: 95名

館内設備: 温泉掛け流し大浴場(男女別各1)、コモンダイニング(食堂)が自由に使えるサイクルピット、自動販売機を組み合わせたKona’s Cafe & Bar、顧客が自由に使えるシェアキッチン&シェア冷蔵庫(持ち込み可能)、全館Wi-Fi対応、空調完備、コインランドリー

静岡県伊豆の国市ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、静岡県伊豆の国市には宿泊施設が66、部屋数にして1,741が提供されている。

同市にはプリンスホテルが「プリンス バケーション クラブ 三養荘」を2019年7月に37室で開業を予定している。

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