東急ステイ西新宿は、2024年3月26日(火)に新たな顔を持ってリニューアルオープンする。デンマーク語で「居心地の良い空間」を意味する「Hygge(ヒュッゲ)」をコンセプトに掲げ、従来のビジネス利用が中心だった客室仕様から一新し、長期滞在や家族、グループでのレジャーなど、多様なニーズに応える機能性の高い施設へと生まれ変わる。リニューアルの主な特徴として、レイアウト・表層・家具の大幅な変更が行われる。
客室では、全室に2ドアの冷凍冷蔵庫を完備し、滞在機能性の向上を図る。これにより、冷凍食材やアイスクリームなどをストックし、旅先ならではのメニューをはじめ、自宅のようにいつも通りの食事を客室内で楽しむことが可能になる。また、全シングルルームを2名利用可能なダブルルームへと改装し、「コーナーダブル」や「レジデンシャルファミリー」などの新たなルームタイプを導入。これらの改善により、大切な人との滞在や家族、友人とのグループでの滞在がより快適になる。
リニューアルのコンセプトである「Hygge」を具現化するため、デザインキーワードとして「スターリーナイト」を採用。壁紙や照明を用いて満天の星空をイメージした演出を行い、大都会の喧騒から離れた、リラックスできる空間を提供する。
新たな朝食サービス「ステイモーニング+(プラス)」も導入される。2023年12月に東急ステイ青山プレミアで開始されたこのサービスは、和食と洋食の2種類のメニューを提供。館内の専用コーナーで選んだメニューを客室内の電子レンジで温めるだけで、自宅で食事をするかのように、旅のスケジュールや体調に合わせた食事が可能となる。
SDGsへの取り組みとして、廃棄予定だったフットスローとボルスタークッションをアップサイクルする活動も行われる。これらは「ドライヤー袋」「貸出備品袋」「ホテルスタッフ用のネックストラップ」へと生まれ変わり、資源の無駄遣いを防ぐとともに循環型社会への貢献を目指す。
東急リゾーツ&ステイ株式会社が展開するSDGsブランド「もりぐらし®」は、都市と自然、事業と社会課題の解決を結びつけることを目指し、持続可能な事業活動を通じて社会的課題の解決に取り組むCSV(Creating Shared Value)を基盤としている。森のアクティビティやグランピング、ワーケーションを通じて、地域の共有財産である森との調和やサステナビリティを追求し、地域住民や従業員が一体となって地域課題の解決や自然保護に努める取り組みを推進している。
東急ステイ西新宿のリニューアルは、単に施設の美観や機能を高めることに留まらず、利用者に対して「Hygge」すなわち「居心地の良さ」を提供し、持続可能な社会づくりに貢献する意義深いものである。このリニューアルを通じて、東急ステイ西新宿は、ビジネス利用者だけでなく、家族やグループでの滞在を楽しむ旅行者にとっても、より魅力的な選択肢となるだろう。また、地域社会や環境への配慮を示すことで、企業としての社会的責任を果たし、利用者との新たな関係性を築いていくことにも繋がる。リニューアルオープン後の東急ステイ西新宿が、どのような影響を及ぼし、どのような価値を提供していくのか、その展開に注目が集まる。
■東急ステイ西新宿 施設概要
リニューアル開業日:2024 年 3 月 26 日(火)
客 室 数: 149 室
所 在 地: 〒 160-0023 東京都新宿区西新宿 5 – 9 – 8
アクセス:
都営大江戸線「西新宿五丁目」駅 A1出口より徒歩 2 分
東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅 2番出口より徒歩 8 分
JR線「新宿」駅 西口より徒歩 15 分