サイトアイコン HotelBank (ホテルバンク)

「星野リゾート 界 別府」開発計画への投融資実行

星野リゾートと日本政策投資銀行(DBJ)は、日本国内において旅館等の宿泊業を営む企業を支援対象とした共同運営ファンド「星野リゾート旅館・ホテル運営サポート2号投資事業有限責任組合」(2号ファンド)を通じて、温泉旅館開発計画に対して投融資を実施。同件は、2号ファンドによる第4号案件。

成長資金の供給支援を強力に推進、観光交流人口の増大へ

同計画は、日本一の源泉数及び湧出量を誇る大分県・別府温泉で、別府湾を一望できるロケーションにて70室の温泉旅館「星野リゾート 界 別府」の建設を予定。

同施設は、星野リゾートが全国で15施設を展開する温泉旅館ブランド「界」として、2021年春頃の開業を目指し、デザインは建築家の隈研吾氏が手がける。

別府温泉は、明治時代に旧別府港が開港して以降、日本全国から多くの湯治客が訪れた歴史あるエリアであり、夜遅くまで人々で賑わう様子は「不夜城」とも例えられてきた。この地に、別府温泉の歴史や文化、温泉街の活気を体験できるようなおもてなしを提供できる温泉旅館づくりを計画している。

同件は、地域経済の活性化や企業の競争力強化に資する成長資金の供給を集中的に実施する取り組みとしてDBJが2015年6月に開始した「特定投資業務」を活用した資本性資金の供給によってサポートするもの。

同計画に対する投融資は、2号ファンドに加えて、地域金融機関等と協調して実施した。2号ファンドの運営を通じて、地域における観光産業を支える国内宿泊事業者に対して成長資金の供給支援を強力に推進することで、観光交流人口の増大による地域創生に貢献していきたい考え。

星野リゾートは、旅館およびリゾートホテル等宿泊施設の運営、販売等のノウハウを活かし、これまでも旅館等の支援を手掛けてきたが、引き続き、同ファンドを通じたリスクマネーの供給拡大により上記の取り組みをさらに推進させていく方針だ。

出典:星野リゾート・DBJ

大分県別府市ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、大分県別府市には宿泊施設が219、部屋数にして6,615室提供されている。

新規開業予定は5施設、部屋数にして592室が新たに供給される見込み。

【合わせて読みたい】

「星野リゾート 界 別府」2021年春開業

日本政策投資銀行、星野リゾートとの共同運営ファンドを通じ「OMO7 大阪新今宮」開発へ投資

オリックス不動産「別府 杉乃井ホテル」大規模リニューアル

「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」2019年8月1日開業

ヤマト、福岡~由布院間「手荷物当日配送サービス」開始

モバイルバージョンを終了