三菱地所とヒルトンは 「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」(沖縄県宮古島市平良字久貝アゲタ550-7(地番)、329室)の運営受託契約を締結。 同ホテルは三菱地所と鹿島建設が開発・建設し、 ヒルトンが運営、 2023年の開業を目指す。
ヒルトン初の沖縄県の離島への進出、宮古島に329室
三菱地所が沖縄県内において、ビーチリゾートホテルの開発を行うこと、また、沖縄県の離島にヒルトンが進出するのは初となる。
「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」は、宮古空港から車で約15分(7km)、さらに下地島空港から車で約25分(13km)の距離に位置し、宮古島の中心市街地や伊良部大橋に程近い場所に建設される。
オーシャンフロントでビーチに面し、伊良部大橋が見渡せる立地の良さを生かした全329室の客室に、プールや宴会場の他、オーシャンビューのルーフトップバー、レストラン、スパ、フィットネスジム、チャペル、エグゼクティブラウンジ、ミーティングルーム等を備える予定。
同ホテルでは、宮古ブルーの青い海と白い砂浜の美しいコントラストを眼下に感じ、訪れた方が寛げる空間を創出するなど、質の高いリゾートホテルを目指しているという。滞在価値の高いホテルの開業により、宮古島のみならず、沖縄全体の観光産業及び地域経済の活性化に貢献できるよう計画を鋭意推進するという。
宮古島市には、東京、大阪、名古屋の3都市からの直行便が運航する宮古空港に加え、2019年3月に、下地島空港において新しい旅客ターミナルビルが開業した。東京及び大阪から更なるエアラインが定期運航を開始したほか、香港からの直行便や台湾、韓国のチャーター便も就航しており、訪れる旅行者は年々着実に増えている。
下地島空港の旅客ターミナルビルである「みやこ下地島空港ターミナル」は、三菱地所グループが開発・運営しており、「空港から、リゾート、はじまる。」のコンセプトのもと、豊かな緑や自然の光を取り込み、空港に到着した瞬間から、宮古諸島を離れる航空機へ搭乗する直前まで、リゾートを体感できる空間を目指しているとのこと。
同ホテルとともに同施設が国内外の人々に宮古諸島の魅力を伝えるゲートウェイとなり地域活性に寄与できるよう、地元の特産品や地域文化の情報発信に努めていくという。
三菱地所株式会社 執行役常務 藤岡雄二氏は、今回の契約締結にあたり、以下のように述べている。
「みやこ下地島空港ターミナルを開発・運営する当社にとって、この地に世界的知名度の高いインターナショナルホテルオペレーターを迎えてホテルを開業することは大変喜ばしいことと感じております。下地島空港への更なるエアライン誘致にとっても追風となり、海外の方も含めた新たな観光客創出により、宮古島の若いては沖縄県の発展に一層寄与できるよう、鋭意計画推進に取り組む所存です。計画の推進に当たっては、当社と鹿島建設、ヒルトンの英知を結集し、豊かな自然や風景を最大限活かした魅力あるホテル、訪れる方皆様にとって素敵な空間になるように努めて参ります」
ヒルトンは世界中に1億300万人以上の会員を持つゲスト・ロイヤルティ・プログラム「ヒルトン・オナーズ」の高い送客力と日本における長年の運営実績がある。また、現在ヒルトンは、沖縄で4軒のホテルを展開しており、サンゴ礁を守る取り組みをはじめとした環境保全活動や、地元の若者および女性を対象としたキャリア形成支援なども行っており、地域社会との共存に注力しているという。
ヒルトン アジア・オーストラレーシア地区 開発担当上席副社長のガイ・フィリップス氏は、次のように述べた。
「このたび、三菱地所と『ヒルトン沖縄宮古島リゾート』の運営受託契約を締結することができ、大変うれしく思います。沖縄県宮古島市への旅行者は近年着実に増加しており、宮古島は日本国内の旅行者はもちろん、海外のお客様からの人気も高まっています。より多くのお客様を沖縄宮古島にお迎えし、記憶に残る素晴らしい体験をいただけるよう、開業に向けて準備を始めて参ります」
また、ヒルトン 日本・韓国・ミクロネシア地区 運営最高責任者であるティモシー・ソーパー氏は、次のようにコメントした。
「今回の三菱地所との運営受託契約締結により、沖縄県の離島に初進出となった『ヒルトン沖縄宮古島リゾート』は、開業準備中のホテルを含め県内では6軒目のホテルとなります。宮古島へ訪れるお客様に特別な体験をしていただけるよう、100年の歴史を持つヒルトンの最高のサービスを皆様に提供できる日を心待ちにしています」
【ホテル概要】
名称:ヒルトン沖縄宮古島リゾート
所在地:沖縄県宮古島市平良字久貝アゲタ550-7(地番)
建物規模:地上8階
敷地面積:54,769㎡
延床面積:27,983㎡
客室数:329室
ツインベッドルーム、キングベッドルーム、スイートルーム、バリアフリールーム
共用施設:オールデイダイニング、シグネチャーレストラン、ロビーバー、ルーフトップバー、エグゼクティブラウンジ、ミーティングルーム、ボールルーム、スパ、フィットネスルーム、キッズルーム、屋内プール、屋外プール、プールバー、ウェディングチャペル
沖縄県宮古島市ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、宮古島市には宿泊施設が352、部屋数にして4,792室が提供されている。
同ホテルの他に新規開業は以下の通り予定されている。
出典:メトロエンジンリサーチ
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