フォーシーズンズとベルジャヤ沖縄は、沖縄での新たなリゾートとレジデンスの開業計画を発表した。沖縄本島におけるベルジャヤ・グループの開発マスタープランの一環として、フォーシーズンズリゾート アンド プライベートレジデンス 沖縄の開業を予定している。
隈研吾氏と国建がプロジェクトの共同設計者
ベルジャヤ沖縄は、マレーシアを拠点とするコングロマリット企業であるベルジャヤ・コーポレーション(BCorp)傘下にあるベルジャヤ・ランド(BLand)の100%子会社。
総面積100エーカー(40ヘクタール以上)のビーチに面したプロジェクト開発予定地は、那覇国際空港から北東約31マイル(50キロメートル)の沖縄本島西岸に位置し、同空港から高速道路で容易にアクセス可能で観光地にもほど近い場所にある。
プロジェクト開発総面積のうち、リゾートは30エーカー(12ヘクタール)を占め、120室のホテル客室、120戸のレジデンスおよび40戸のヴィラを建設予定。このプロジェクトの完成まではおよそ4年を見込んでおり、総開発費は4億米ドル、総開発値は推定10億米ドル。
開発計画および景観設計を含むフォーシーズンズリゾート アンド プライベートレジデンス 沖縄のマスタープランは、国際的に有名な景観、都市設計事務所であるEDSA社が策定し、世界的に有名な日本人建築家である隈研吾氏と株式会社国建がプロジェクトの共同設計者として参加する。
隈氏の作品は国際的に高く評価されており、2020年東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の設計も手掛ける。また、国建は沖縄最大の建築会社。
今回のビジョンは、自然景観や天然資源と共に、沖縄の文化的遺産を反映した旅の目的地を創り上げること。リゾートの中心となるのは、東側に位置するレジデントビーチクラブで、レジデンスオーナーとホテル宿泊者は、ここから自然のビーチにアクセスできる。
またリゾートは低密度開発方式で設計され、各アメニティ施設まで徒歩、自転車またはゴルフカートで移動することができる。リゾート施設には、24時間営業のレストラン、スペシャリティダイニングとラウンジ、小売店とレクリエーション施設、公共グラウンドや公園などを備えるという。
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