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アパホテルが日本橋進出を加速ー相次ぐ千代田区でのホテル出店状況

アパホテルが、千代田区内で10棟目、日本橋エリアで2棟目となるアパホテル〈日本橋 馬喰町駅北〉を今月開業。日本橋エリアではさらに2軒の新規出店を予定しており、日本橋エリアへの進出を加速化させている。千代田区内のホテル進出状況を追った。

アパホテル日本橋エリア拡大へ
アパホテルの発表によると4月13日に、開業したのはアパホテル〈日本橋 馬喰町駅北〉で鉄骨造・地上 14 階建の127室、(シングル・ダブル 126 室、DX ツイン 1 室)、最大収容人数は254名で、一階には飲食施設として、九州居酒屋かてて もつすき鍋専門店が開業した。

アパホテルは、千代田区内では、建築・設計中・FC を含め 11 棟 2,008 室を展開しており、馬喰町・東日本橋エリアにおいては、2014 年 8 月、アパホテル〈東日本橋駅前〉(全 219 室)が既に開業している。

さらに、本年 11 月には、アパホテル〈日本橋 馬喰町駅前〉 (全 193 室)、2020 年 2 月には、アパホテル〈日本橋 馬喰横山駅前〉(全 281 室)が開業し、4 棟 820 室の展開となる予定で、日本橋エリアへの進出を加速する。

千代田区ホテル進出状況
メトロエンジンリサーチによると、千代田区内に現在出店している宿泊施設数は107軒で部屋数は19,043部屋となっている。
千代田区は、その中心部に日比谷公園と皇居が位置しているため、ドーナツ型にホテルが立地しているのが特徴で、神田や丸の内、永田町付近に多くの宿泊施設が展開している。(なお、日本橋エリアは千代田区と中央区の間にまたがる。)

千代田区ホテル出店カテゴリー別

出典:メトロエンジンリサーチ

上記のグラフの通り、千代田区内においてはビジネスホテルが46軒で最も多く、シティホテル17軒、シティホテルの豪華版でバーやブティックなどを備えるデラックスホテルが12軒と続く。他方で、都心でありながら、ホステル10軒、カプセルホテルも7軒となっており、バックパッカーの外国人旅行客などに人気がある。

千代田区新規ホテル出店計画
メトロエンジンリサーチによると、千代田区内では、上記のアパホテルの他にも、11軒の新規ホテル出店計画がある。特に注目を引くのが、三井物産、三井不動産による大手町における「(仮称)OH-1計画」である。39 階の大規模複合施設には店舗や多目的ホールの他に国内最高級クラスの宿泊施設が入居し、190部屋での開業を予定している。

千代田区では、2020年東京五輪に向けて大規模な不動産開発が進んでいる。五輪後、Beyond2020の沈みを懸念する声もあるが、それを左右するのも今後の宿泊客の満足度をどれだけ宿泊サービスにおいて宿泊施設側が高められるかにかかっていると言えるだろう。

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