米国の大手旅行雑誌「コンデ・ナスト・トラベラー」が毎年発表する読者投票ランキングがこのたび発表。「世界で最も魅力的な大都市のランキング」において、東京が4年連続で第1位、京都が2年連続で第2位、大阪が第5位(昨年第12位)となり、3都市が初めて同時トップ10入りした。
「現代と伝統の共存」東京、「伝統に新文化」京都、「食と野球」大阪
Condé Nast Traveler (コンデ・ナスト・トラベラー)」は高所得者層を中心とした読者を持つ米国大手旅行雑誌の一つであり、高品質の旅行、ホテル、レストラン、買い物などに関する最新情報を掲載し、読者数は約330万人にのぼる。
「Travel+Leisure (トラベル・アンド・レジャー)」や「National Geographic Traveler(ナショナル・ジオグラフィック・トラベラー)」と並び人気の旅行雑誌。
このたび、「東京」は現代と伝統の魅力の共存や多様な食の魅力、「京都」は深く息づく伝統の中に新たな文化が生まれている点、「大阪」はその土地ならではの食の魅力や熱狂的な野球文化が評価された。
3位には、シンガポール、4位にはウィーン(オーストリア)がランクインした。6位以下は以下の通り。
6位:コペンハーゲン(デンマーク)
7位:アムステルダム(オランダ)
8位:バルセロナ(スペイン)
9位:台北(台湾)
10位:シドニー(オーストラリア)
対象は米国都市を除く。2019年のランキングでは60万を超える読者から投票があった。
今回のランキング発表について、小池百合子東京都知事は以下のコメントを寄せた。
「このたび、Condé Nast Traveler(コンデ・ナスト・トラベラー)の読者の皆様には、4年連続で東京を世界で一番魅力的な大都市に選んでいただき、大変喜ばしく、光栄に思っております。
激しい都市間競争の中、東京がこのような栄誉に輝いたことで、東京の旅行地としての高い評価が確立されていることを実感しています。昨年、東京を訪れた外国人旅行者数は過去最多となりました。
現在開催中のラグビーワールドカップ 2019™日本大会においても、都内は大きく盛り上がっております。
来年に迫った東京 2020 オリンピック・パラリンピックやさらにその先を見据えて、伝統と革新が共存する東京の多様な魅力をさらに磨き上げて発信することで、世界有数の国際観光都市として、世界から、より多くの方々を東京にお迎えしたいと思います。」
なお、本年の米国大手旅行雑誌「Travel + Leisure (トラベル・アンド・レジャー)」の読者投票においても、人気観光都市「The Top 15 Cities in the World」部門で、今年新たに東京(第7位)がランキングに加わり、8年連続トップ10入りの京都(第8位)とともに、初めて2都市同時にランクインした。
また、2018年の米国からの訪日旅行者数は前年比11.0%増となる152.6万人を記録。本年1月から8月までの累計は、前年比12.3%増の114.9万人と引き続き順調に増加している。
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