サイトアイコン HotelBank (ホテルバンク)

箱根町で海外観光客増加:金乃竹リゾートの外国人観光客、前期最終対比で435%増

箱根町の発表によれば、令和4年の外国人観光客の数は前年比1031.9%増となり、株式会社金乃竹が運営している金乃竹リゾートの令和5年1~5月の外国人観光客は前期最終対比で435%増となった。この増加は主に、シンガポール、北アメリカ、香港、韓国からの観光客によるもので、全体の6割を占めている。

施設別では、創業360年を超える旅館、松坂屋本店が受客数の3.5割を占めた。松坂屋本店は、その歴史や外観・内観の雰囲気、料理、言語対応、オールインクルーシブなどが評価され、OMOTENASHI Selection2022で金賞を受賞した。(出典:松坂屋本店

松坂屋本店は、1662年創業の老舗旅館で、江戸時代から続く温泉宿である。客室数は全22室で、各々の客室が異なる趣を持ち、11の露天風呂付客室と5つの貸し切り風呂が設けられている。また、客室にはオーガニックコスメ「センセイシャ」が備えられ、SDGsへの取り組みも行っている。総勢30名(うち15名が外国籍)のスタッフが、インバウンド旅行客へのおもてなしを提供している。これらの特色と取り組みが評価され、OMOTENASHI Selection2022で金賞を受賞した。外国人観光客の増加は、松坂屋本店がもつ日本独特の魅力が認められ、その独自性が強調されたことによるものと考えられる。 (出典:松坂屋本店

これらの成果は、箱根町と金乃竹リゾートが共に持つポテンシャルを示しており、今後の観光地としての成長を期待させる。金乃竹リゾートでは、露天風呂付客室の拡張や大浴場のリニューアル、和牛鉄板焼きレストランの開業などを通じて、高付加価値化に注力している。これにより、外国人観光客の招致を強化し、地域経済の活性化に寄与することを目指している。

モバイルバージョンを終了