観光地として世界トップクラスの人気を誇る古都・京都。2019年7月初め時点の京都府のホテル展開状況について、府内各市の客室数、施設展開数と京都市内各区ごとのデータを合わせてお伝えする。
府内8割以上が京都市に展開、京丹後市、舞鶴市が続く
メトロエンジンリサーチによると、2019年7月初め現在、京都府には宿泊施設が3,375、部屋数にして57,379室が提供されている。
府内の新規開業予定は61施設、部屋数にして8,863室が新たに供給される見込み。内、40施設が2020年夏の東京五輪までに開業を予定する。
府内各市客室数トップ10は以下の通り。
1位 京都市 49,744室 2,852施設
2位 京丹後市 2,334室 194施設
3位 舞鶴市 1,249室 32施設
4位 宮津市 1,115室 90施設
5位 福知山市 979室 35施設
6位 亀岡市 387室 21施設
7位 宇治市 337室 22施設
8位 南丹市 321室 44施設
9位 与謝郡 218室 30施設
10位 綾部市 215室 19施設
京都市が8割を超える圧倒的な客室数を有している。
下京区、中京区、南区がトップ3、市内中心部に集中
京都市内11区の客室数ランキングは以下の通り。
1位 下京区 17,796室 691施設
2位 中京区 11,120室 449施設
3位 南区 7,739室 306施設
4位 東山区 5,095室 553施設
5位 左京区 2,205室 191施設
6位 上京区 1,805室 242施設
7位 伏見区 1,609室 151施設
8位 右京区 1,216室 120施設
9位 北区 484室 102施設
10位 西京区 463室 27施設
11位 山科区 212室 20施設
訪日客の増加や根強い国内客の京都人気により、京都駅前を中心としてホテル開発が激増しているが、近年周辺住民とのトラブルや混雑などのオーバーツーリズムの問題も指摘されている。2018年10月から宿泊税が導入施行されるなど行政側の施策も注目される。
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