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【ホテル開発ランキング】神奈川エリア新規ホテル開発ランキング

東の横浜・川崎から中部の鎌倉・湘南、西部の小田原・箱根まで多様性溢れる神奈川。メトロエンジンリサーチによる、神奈川エリアの新規ホテル開発ランキングを発表。

横浜市中区がダントツ、西区、神奈川区が続く
神奈川県内の、部屋数での新規ホテル開発ランキングは以下の通りとなった。

神奈川エリア新規ホテル開発トップ5(部屋数)

出典:メトロエンジンリサーチ

神奈川県内のホテル開発は、横浜や川崎の県東部に集中しているのが特徴だ。
特に山下公園や中華街、大桟橋などを有する横浜市中区は、3,553室(8施設)で既存の9,241 室(81施設)から38.4%の激増を予定し、ダントツトップとなった。
中でも、「(仮称)アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」は2,311室の日本最大規模のホテルで2019年8月開業を予定し、全国的に注目を浴びている。
また新たに建設される客船ターミナルに付随して「(仮称)新港地区客船ターミナル」が231室で2019年秋に開業を予定しており、クルーズ船の増加に伴うホテル宿泊需要の高まりが期待されている。
続いて、中区に隣接して、みなとみらいから横浜駅方面に位置する横浜市西区が2位となった。西区は1,038室(8施設)で既存の3,725部屋(18施設)から27.9%の大幅増加を見込む。
同区では、三菱地所が「(仮称)MM21地区47街区開発計画」(230室)を2020年1月竣工予定で開発を進めており、また「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜」(146室)が来月開業を予定している。
3位となったのは、横浜駅西口方面の横浜市神奈川区で、453部屋(2施設)でJR東日本などがホテル開発を進めている。
4位は、川崎市幸区の300室(1施設)、5位は、川崎市川崎区の284室(2施設)でいずれも川崎市となり、こちらもJR東日本が川崎駅西口開発を進めるなどしている。

JR東日本のホテル開発、リニア開通に注目
 
中・西部は大規模なホテル開発がないが、鎌倉市ではJR東日本が「ホテルメトロポリタン鎌倉(仮称)」(138室)を建設予定で、JR東日本の新規ホテル開発が神奈川県内で目立つのがわかる。
 
また、小田原市では「東横イン小田原駅東口」(188室)が来月、オリンピック会場となる藤沢市の江ノ島近くには「(仮称)ビジネスホテル藤沢新築工事」(85室)が2019年5月に開業を予定している。
 
加えて、9年後に開通が迫るリニア中央新幹線の停車駅となる橋本駅が所在する相模原市緑区では、橋本駅近くに「(仮称)橋本駅前BH計画」(117室)があり、開通に向けて今後も同地域での新規出店が増えそうだ。リニアが開通すると、在来線含めて県央部の交通インフラの整備が促進され観光需要の拡大に寄与する可能性もある。
 
半面で、歴史ある観光・温泉地として知られる箱根町や湯河原町では新規ホテル開発は確認できなかった。
 
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