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【温泉街対決】熱海温泉 v 別府温泉 ホテル展開状況

冬季を迎え、日本人にとって暖まる温泉が嬉しい季節が到来した。全国的な知名度と人気を誇る静岡県熱海市の熱海温泉と大分県別府市の別府温泉。両市におけるホテル展開状況につきメトロエンジンリサーチにより比較分析した。

楽天トラベルの「2019年 年間人気温泉地ランキング」において6年連続で1位、2位となった熱海温泉と別府温泉、両市のホテル展開状況を既存の施設展開数、新規開業予定、1km2あたりの部屋数のそれぞれから比較した値は以下の通り。

既存の施設展開状況ー別府温泉に軍配

・熱海市ー215施設、5,692室

(カラフルなサークルが既存施設、大小のサイズは客室数規模を示す。)

出典:メトロエンジンリサーチ

・別府市ー225施設、6,686室 

出典:メトロエンジンリサーチ

新規開業予定ー熱海温泉に軍配

・熱海市ー5施設、539室

出典:メトロエンジンリサーチ

・別府市ー4施設、503室

出典:メトロエンジンリサーチ

既存施設および新設施設数において両市の数値は拮抗した。

1km2あたりの部屋数ー熱海温泉に軍配

・熱海市ー92室

・別府市ー54室

1km2あたりでは熱海市が別府市に倍近い差をつけた。

現在、全国で温泉・銭湯ブームを先導しているのは日本の若者たち。

バブル崩壊後、団体客需要の減少から一時は廃れていた熱海温泉だが、女性やカップルを中心に温泉人気が復活をしたことでV字回復、息を吹き替えしている。楽天トラベルによれば、熱海市における10代の宿泊人泊数は前年同期比+33.0%(約1.3倍)、20代は+16.5%(約1.2倍)だったという。

別府市には大分県で初となる外資系ラグジュアリーブランドホテル「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」が本年8月1日に開業するなど、新規開業も相次いでいる。宿泊施設やレンタカーのパッケージも人気を集めているという。

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