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IOC副会長「東京五輪は来年開催される」と語る

国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長は延期されている東京五輪について「新型コロナウイルスの有無に関わらず、来年に開催される」と語っている。

東京五輪は「コロナに打ち勝った五輪に」

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東京五輪の準備状況を監督する調整委員会の委員長を兼務するコーツ副会長はAFP通信社に東京オリンピックが2021年7月23日から開催されること確認し、東京オリンピックを「コロナに打ち勝ったオリンピックになり得る」と語った。またコーツ副会長は「東京五輪は津波被害からの復興の大会になるはずだった。」と2011年の東日本大震災についても言及している。

東京オリンピックは2020年7月から開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年3月に1年の延期が決まっていた。IOCは以前、「2021年より先に東京五輪を再延期させることはないだろう」と述べていた。

4月に東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長は「2021年に開催されなければ東京五輪を中止しなければならない」と述べていた。

IOCのトーマス・バッハ会長は来夏に開催できない場合、東京五輪を中止することについて「理解できる」と述べ、「組織委員会が3,000から5,000人の人をいつまでも雇うことはできない。」「主要な団体のスポーツ競技予定を毎年変えるわけにはいかない。」と語っている。

7月には東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の武藤敏郎事務総長が「無観客での開催はなく、観客数を絞り、社会的距離に十分に配慮した状況で開催」、「参加各国のスタッフと代表団の人数の削減」、「閉会式の簡素化」といった可能性を示していた。

また武藤氏は公衆衛生の専門家がワクチンや治療薬なしに開催できるのか疑問を表明したことについて、「ワクチンがあることは五輪開催の前提条件ではない」と語っている。

新型コロナウイルスによるパンデミックの前には、五輪が戦争のために中止されたことはあったが、延期されたことはなかった。

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