斉藤国土交通相は、11日から開始した国の観光需要喚起策「全国旅行支援」で、旅行会社などで予約停止が相次いだことについて、「観光庁で十分な予算を確保している」という認識を示した。
追加で予算が配分されれば販売枠復活も
「全国旅行支援」とは、国の観光需要喚起策。旅行代金割引（交通付旅行8,000円、その他5,000円）と地域クーポン（平日3,000円分、休日1,000円分）の配布を受けることができ、最大で11,000円お得に旅行が楽しめる。
今月11日にスタートしたが、旅行会社や旅行予約サイトなどでは、既に旅行商品の予約停止が相次ぐ事態となっている。
斉藤国土交通相は、閣議後の会見にて、「観光庁で、十分な予算を確保し都道府県に配分している。国から都道府県に対する追加配分についても、事業の進捗状況を踏まえ、適切に対応してまいりたい」と語り、予算は十分に確保している認識を示した。
そのうえで、「予約の受け付けができない事態については、我々も非常に重く受け止めている。我々も反省すべきところは反省して、的確に行えるように最大限の努力をしている」と述べており、事業者への予算配分が適切に行われるよう都道府県に促すなど、対応を進める考えを示した。
全国旅行支援では、国が都道府県に配分した予算から、都道府県ごとに旅行サイトや旅行会社、宿泊施設などへ予算を配分する仕組み。そのため、一部のサイトで販売停止となっていても、他のサイトや旅行会社で予算が残っている場合があるほか、追加で予算が配分されれば販売枠が復活する可能性がある。
■「全国旅行支援」概要
【期間】10月11日（火）～12月下旬
【割引率】旅行代金40％
【割引上限】○交通付旅行商品8,000円○その他5,000円
【クーポン】○平日3,000円分○休日1,000円分
【適用条件】ワクチン接種歴3回またはPCR検査等の陰性証明など
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