宿泊予約サービスのゆこゆこホールディングス株式会社は、本社にて温泉ソムリエ認定セミナーを実施し、2日間で100名の社員が新たに温泉ソムリエの認定を受けた。すでに認定を受けていた社員を含めると、112名となり、社員の過半数以上が温泉ソムリエ認定者となった。
出典:ゆこゆこ
ゆこゆこ
ゆこゆこは、温泉旅館・ホテル予約サイト「ゆこゆこネット」を運営し、 会員数 103万人(2017年9月末現在)、お宿情報誌「ゆこゆこ」は 登録者数 708万人(2017年9月末現在)を有している。
ゆこゆこでは、「温泉コンシェルジュ」を目指し、事業を通じた温泉地・温泉宿へのさらなる貢献のため、社員自身の温泉知識の向上および温泉体験の活性化を推進している。
今回、その一環として温泉ソムリエ認定セミナーを団体受講する運びとなり、温泉の基礎知識や文化、歴史、入浴法、成分、各地の温泉・宿などについて学んだ。
今後、ゆこゆこは、宿泊予約事業・温泉メディア事業を通じて温泉地や宿の魅力を伝え、良質な温泉旅体験を後押ししていくという。
温泉ソムリエ
温泉ソムリエ協会が認定する「温泉ソムリエ」とは2002年、新潟県赤倉温泉にて誕生し、全国で認定者数が約15,000人いる温泉業界の人気資格。
認定者には、温泉業界・観光業界の関係者はもちろん、医療従事者、美容業界、観光学を学ぶ学生、など様々な業界の関係者がおり、同協会が全国各地で実施する二日間の認定セミナーや認定ツアーなどに参加することで資格が得られる。
ウェルネスツーリズム
近年、海外旅行を楽しむ観光客の中で、ウェルネスツーリズム(心身の健康増進を図る観光)の人気が高まっている。医療に特化したメディカルツーリズムよりも広い概念で、多くは海外ではスパツーリズムの同義語として使われてきたが、日本では古来より、温泉に入って療養する湯治(とうじ)が行われたきた。
ウェルネスツーリズムでは、実証的なデータに基づいて、温泉がどのような健康成果をもたらすのかの科学的な証明が求められており、旧来の温泉での湯治の魅力をアピールする上でもその点が課題となっている。
温泉ソムリエなどが専門的な知見を持つことで、内外の観光客に正確な知識を伝えられることはこうしたウェルネスツーリズムの観点でも重要と言えるだろう。