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山形県鶴岡市でワーケーションの実証実験が開始

新型コロナウイルスでホテルの宿泊利用が減少する中、ホテルに滞在し仕事をしながら休暇を楽しむ「ワーケーション」利用の推進を進める実証実験が、山形県鶴岡市で行われている。

目指すのは長期滞在型の観光だ。今回の実証実験では、鶴岡市のホテル業者が他企業と提携して8つのアクティビティを用意。荘内産のネギ焼きとワインの立食など、いずれも地元鶴岡の食や自然を堪能できる催しとなっている。

ビジネス目的での利用者に合わせ、宿泊施設ではwi-fiを整備し、仕事にも集中できる環境を整えた。「昼は観光を楽しみ、夜は仕事にいそしむ」という、充実したワーケーションをサポートする体制だ。

実験に参加しているヤマガタデザインリゾート株式会社は、“水田に浮かぶホテル”がコンセプトの「スイデンテラス」など、地元の風景に溶け込むホテルを設計してきた。コロナで遠方からの短期旅行者は減っている一方、近隣からのワーケーション需要はこれから増えると見込んでおり、今後、滞在型の観光スタイルに合わせたホテル経営も展開していく方針だ。

ワーケーションとは
ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語。新型コロナウイルスで長距離を移動する旅行が忌避される中、地元のホテルに滞在して仕事をしつつ観光を楽しむという新たな休暇の過ごし方として注目を集めている。

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