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【和歌山】高野町 ふるさと納税の自動販売機を設置 返礼品をその場で受け取れる

和歌山県高野町では、観光客がふるさと納税の手続きをすると、返礼品として寄付額の3割程度の宿泊割引券などをその場で受け取れる自動販売機を設置した。ふるさと納税の自動販売機の設置は、西日本ではじめて。

高野山宿坊協会の建物内に設置

自動販売機は、高野山を訪れた観光客に、その場でふるさと納税をしてもらうことで、町を支援してもらうことが目的。自動販売機は宿泊施設を紹介する高野山宿坊協会の建物内に設置されており、返礼品は、寄付額に応じて町内の宿坊の割引券や、飲食店・土産物店などで使える商品券などを用意している。

自動販売機の利用は、大きなタッチパネルを操作して行なう。氏名や住所といった個人情報は、運転免許証などを読み込ませることで入力し、カードリーダーを使ってクレジットカードで決済。発券されたレシートを協会に提出すれば、返礼品と交換できる。

現在はクレジットカード決済のみだが、今後は電子マネー決済の導入も検討している。現金決済については、安全性や回収の手間がかかるため、行わない。

町によると、ふるさと納税返礼品の自動販売機は、関東を中心に11の自治体でゴルフ場や道の駅などに設置されているが、西日本でははじめてとのこと。

6月20日に現地で除幕式が開かれ、平野嘉也町長が「町に来て、見てもらい、高野町を応援するぞという気持ちを持ってもらい、直接寄付ができる優れものだ。高野山の活性化につながるようご寄付をお願いします。」と呼びかけた。

また、高野山宿坊協会の山階清隆理事長は「高野山に来ていただいて、単なるふるさとではなく、『心のふるさと』になれば」と話している。

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