
東急リゾーツ&ステイ株式会社は、全国のホテルやレストランに勤務する料理人を対象とした社内料理コンクール「ごちそうレシピ 2025」を開催した。第8回目となる今回は過去最多の179名がエントリーし、一次審査を通過した8名が10月2日(木)にセルリアンタワー東急ホテルで実施された実食選考会に出場した。審査は「洋食部門」「和食部門」「デザート部門」「料理長部門」の4部門で行われ、最優秀賞4名が決定した。受賞作品は今後、各ホテルやレストランで提供される予定である。
「ごちそうレシピ」は、指定食材と地域食材を活かした独創的な料理を競うコンクールであり、若手からベテランまで多様な世代の料理人が参加する。今年は新たに「料理長部門」を設け、全5部門で応募を受け付けた。審査には、東急グループ総料理長である福田順彦氏や粟辻稔泰社長など6名が参加し、「ゴルフ/スキー部門」を除く4部門で最優秀賞が選出された。
今回のテーマ食材は「米粉」であり、応募作品では米粉と地域の食材が融合した多彩なメニューが登場した。料理長部門では、東急ハーヴェストクラブ有馬六彩&VIALAの金田貴之氏による「米粉のピアディーナ生地で包んだ兵庫県三田ポークの煮込み」が最優秀賞を受賞した。和食部門では東急ハーヴェストクラブ那須の保坂晋史氏が「八汐鱒と湯葉のとろろ米粉寄せ」で、洋食部門では同じく那須の青田光氏が「大田原産黒米のムース」で受賞。デザート部門では東急ハーヴェストクラブ軽井沢&VIALAの小林もえ氏が「米香~浅間山のフォンダン~」で最優秀賞を受賞した。
これらの料理は今後、全国の東急リゾーツ&ステイ運営施設で提供される予定である。東急リゾーツ&ステイは今後も料理人の技術向上とサービス品質の向上を支援し、食の分野を通じた新たな取り組みを推進していくとしている。