東急ホテルズ&リゾーツ株式会社は、2025年9月19日から25日までの期間を「東急ホテルズのSDGs週間2025」と定め、全国の45ホテルで持続可能な社会の実現に向けた2つの取り組みを実施する。同社は2019年にサステナブル方針として「地球にやさしいホテル・まちにやさしいホテル・ひとにやさしいホテル」という3つの目指す姿を掲げ、ホテル事業を通じて社会的課題に取り組んできた。今回の企画は、国連が2015年9月25日に採択した持続可能な開発目標(SDGs)を契機とする「Global Goals Week」に合わせた初の全社的な試みである。
実施される取り組みの一つである「ホテルでできるSDGsスタンプラリー」は、宿泊者やレストラン利用者を含むホテル利用者全員が参加できるデジタル形式のスタンプラリーである。スマートフォンを用いて二次元コードを読み取ることで参加でき、紙を使用しない仕組みが特徴となっている。
アクション項目は6つ用意されており、宿泊者によるグリーンコイン制度への参加や客室掲示物をヒントにしたクイズ回答、レストラン利用者による食べ残しゼロやサステナブルメニューの注文、さらにホテル利用者全員を対象とした東急ホテルズの取り組みに関するクイズ回答や公式Xの投稿の引用リポストが含まれる。期間中に2つ以上の項目を達成した参加者には、フェアトレード事業を展開する「第3世界ショップ」と福祉施設アトリエ「嬉々!!CREATIVE」による限定アートパッケージのコーヒーと紅茶の3点セットが贈られる。
もう一つの取り組みである「全国一斉美化運動」は、SDGs採択日の9月25日に合わせて全国45ホテルおよび同社本体の従業員がホテル周辺の清掃活動を行うものである。参加者は企画のキービジュアルをあしらったビブスを着用し、地域への感謝を表すとともにサステナブル意識の向上を図る。
東急ホテルズ&リゾーツは全国で「東急ブランドホテル」をはじめ、個性あるホテル群「DISTINCTIVE SELECTION」、ホテルコンドミニアム「STORYLINE」、会員制リゾート「東急バケーションズ」などを展開しており、国内61店舗に加えてパートナーホテルも展開している。同社は今後も「地球・まち・ひとにやさしいホテル」を理念に掲げ、持続可能な社会の実現に貢献する取り組みを継続するとしている。