徳島県は県民向けの観光キャンペーン「とくしま応援割」を近く新制度に改め再開することを発表した。
宿泊施設の従業員らに無料PCR検査も
徳島県は2日、新型コロナウイルス感染拡大への警戒を県民に促す県独自の「とくしまアラート」をそれまでの「感染拡大注意急増」から2段階引き下げ、5段階の下から2番目の「感染観察強化」とした。
警戒レベルの変更は4月20日に「感染拡大注意急増」に引き上げて以来43日ぶり。警戒レベル引き下げに伴い、近く県民向けの観光キャンペーン「とくしま応援割」を国事業を活用し、新制度に改め再開する。
新制度では宿泊料金の50%を上限に1泊最大5,000円を助成し、さらに飲食店などで使えるクーポンも最大2,000円分配布する。宿泊旅行だけでなく、日帰り旅行も対象となる見通しだ。さらに宿泊施設の従業員らが無料でPCR検査を受けられる仕組みも導入することのこと。
県庁で開かれた新型コロナ感染症対策本部会議で飯泉嘉門知事は「20日までは集中取組期間として感染拡大をしっかり防止する。県民のみなさんも県座体をまたぐ不要不急の移動を控えるなど、対策をしてほしい」と呼びかけた。
「とくしま応援割」は4月24日の宿泊を最後に一時停止していたが、5月末で事業終了。県内の業界団体が2日、知事に応援割の早期再開を要望していた。