タイミー株式会社が提供するスキマバイトサービス「タイミー」は、最近ホテル・旅館でのスキマバイトに関するアンケート調査を実施した。この調査は、2023年12月21日から12月28日にかけて行われ、タイミーを利用してホテル・旅館で働いた経験のある2,380名の働き手が対象とされた。調査はインターネットを通じて全国47都道府県で行われた。
(画像出典:タイミー)
インバウンド需要の回復に伴い、人手不足に直面しているホテル業界では、スキマバイトの利用が拡大している。2023年12月には、タイミーに掲載されたホテル・旅館の募集人数が過去最高を記録した。この業界は、コロナ禍による人材の流出や厳しい労働環境への先入観などにより、人材採用が難しい状況にある。そこで、スキマバイトがどのように業界の人材課題を解消できるのか、またスキマバイトを通じて働くことでワーカーにどのような変化があったのかを明らかにする目的で本調査が実施された。
調査結果によると、タイミーを通じて働いたワーカーは、客室清掃や宴会スタッフ、キッチン、レストランの業務に加え、多言語での対応や送迎など特定のスキルが求められる業務にも従事していることがわかった。ホテル・旅館で働く動機としては、「希望の時間との合致」が76.1%、「家の近さ」が29.3%、「興味があったから」と「知っている施設で働きたいと思った」がそれぞれ24.7%、10.8%となっている。
スキマバイト経験後のイメージ向上については、約48%のワーカーが「ホテル・旅館で働くイメージが向上した」と回答。具体的には、「職場の人々が親しみやすい」と「自分にできる仕事が多い」ことに驚いたという声が多かった。さらに、「ホスピタリティに感動した」というコメントも見られた。未経験者に絞ると、「イメージが向上した」と回答した割合が全体より高い約54%、長期就業を望むワーカーは約47%となった。
この調査により、タイミーを通じたスキマバイトがホテル業界で働くイメージを向上させ、長期就業を望むワーカーを増やす効果があることが明らかになった。タイミーは、「はたらくに“彩り”を。」をテーマに、働き手の人生の可能性を広げる機会を提供し、ホテル業界の人材課題解決に取り組む意向を示している。