BEENOS株式会社の連結子会社であり、日本の魅力を世界に拡散し、インバウンド市場の成長を促進するBEENOS Travel株式会社(以下、BEENOS Travel)は、台湾最大級の訪日メディア「旅行酒吧(トラベルバー)」の運営を行っている。この「旅行酒吧」は、手間いらず株式会社が運営する宿泊施設の予約・販売管理システム「TEMAIRAZU」シリーズとの連携を開始することとなった。この連携により、日本国内の宿泊施設は「旅行酒吧」からの予約と販売管理を「TEMAIRAZU」シリーズを通じて一元管理することが可能となる。
日本政府観光局(JNTO)の報告によれば、2023年11月の訪日外国人客数は、2019年同月とほぼ同じ240万人を超え、6ヶ月連続で200万人を超えるなど、インバウンド市場の復活が進んでいる。これに伴い、国内宿泊施設では訪日客の取り込み需要が高まっている。
「旅行酒吧」は、訪日を計画する台湾人客に向けた情報提供と予約サービスを提供している。サイトでは、日本旅行の情報収集から予約まで一貫して行うことができる。また、宿泊施設やレストランの予約もサイト内から受け付けている。今後は、上位表示キャンペーンなどを通じて予約獲得のサポートも強化する予定である。
2023年1月から6月に行われた「旅行酒吧」のアンケート調査によると、ユーザーの95%が滞在予定日数が5日以上、64.4%が訪日回数が6回以上、98.7%が宿泊先に満足した場合のリピート意向があると報告されている。これは、訪日意欲の高いユーザーが多いことを示している。
BEENOS Travelは、この連携を通じて、宿泊施設の管理の手間を削減し、平日を含めた稼働率の向上を目指す。
「TEMAIRAZU」シリーズについては、国内宿泊施設向けに複数の予約サイトの一元管理を行うASPシステムである。このシステムを利用することで、在庫と料金のコントロール、収益の向上、コストの削減、利益の最大化が可能となる。
「旅行酒吧」は、訪日台湾人向けの会員制旅行サイトで、台湾人訪日ヘビーリピーターやインフルエンサーが自身の訪日体験を共有している。利用者はこれらの情報を参考にして目的地を決定できる。