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タカクラホテル福岡 自主廃業 コロナ過による宴会中止が響く

1月11日、福岡市のシティホテル「タカクラホテル福岡」が、新型コロナウイルスの影響による経営難のため、1月いっぱいをもって自主廃業すると発表した。

コロナの感染拡大により、昨年の売り上げは前年比80%にまで落ち込んでいたという。特に運営の主軸としていた「会議・宴会部門」のキャンセルや延期が相次ぎ、同部門の売り上げは前年比90%まで減少していた。

運営を持続させるべく、同ホテルでは経費を削減し最大限の努力を続けてきたが、これ以上の事業継続は困難と判断。自主廃業の決定を下すこととなった。

タカクラホテル福岡は1968年に創業。以来52年わたり、福岡市中央区渡辺通りのシティホテルとして多くの人に利用されてきた。

高倉照矢代表は公式サイトに掲載したメッセ―ジで「52年余にわたり「地場資本のホテル」として温かく育てて頂き、終始変わらぬご愛顧とご支援を賜りましたこと、誠に感謝に堪えません」とつづっている。

2021年1月31日付 タカクラホテル福岡 自主廃業のお知らせ

帝国データバンクのデータによると、1月8日時点で新型コロナウイルス関連の倒産は875件。うち「ホテル・旅館」は72件で、飲食店136件に次いで2位となっている。

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