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台北のシェラトンホテルが中台問題に絡み屋号を変更

台北近郊の新北市にある「フォーポインツ・バイ・シェラトン台北」は、中台問題に絡む台湾の表記をめぐり、マリオットグループとの契約解除を行い、2018年9月23日(日)より「RSLホテル台北中和」へと名称を変更した。

中国当局の圧力による「中国・台湾」表記問題が発端

本件の発端となったのは、台湾の表記をめぐる問題である。

台湾・台北近郊のホテル「フォーポイント・バイ・シェラトン台北」は8月中旬に、マリオット側が中国からの圧力に屈し、台湾を中国の一部として表記したことへの抗議として米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルとのフランチャイズ契約を解除すると発表した。

この問題で中国当局は今年1月、マリオットが自社ウェブサイトに台湾とチベット、香港、マカオを「独立国」扱いの表記で掲載したことを強く非難し、同社の中国版ウェブサイトを一時閉鎖。マリオットはこれに謝罪した上で、中国の主権を尊重するとして、「中国・台湾」と表記を変更した経緯がある。

これに対して、マリオット傘下のホテルチェーン、スターウッドブランドの一つであるフォーポイント・バイ・シェラトン台北は、同ホテルを「中国・台湾」と一方的に記載したことに強く反発し、マリオットとの契約を「解除する」ことを発表した。

同ホテルは、マリオットシステム経由の予約を8月中旬には解除した上で、今回ホテル名を「RSLホテル台北中和(瓏山林台北中和飯店)」(住所:新北市中和区中正路631号(No. 631 Zhongzheng Road, Zhonghe District New Taipei City)に変更するに至った。

名称が変わっても、サービスの内容に変更はないという。
TAIWAN NEWSなど複数の海外メディアが報じている。

 

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