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三重・鈴鹿でホテル経営の北海観光が新型コロナ関連倒産

「ホテル北海」の名称でファッションホテルを経営する北海観光(有) (三重県鈴鹿市寺家町1042-3、設立1971年10月、資本金300万円)は6月5日、津地裁より破産開始決定を受けた。新型コロナによる外出自粛により資金繰りが悪化した。

観光スポットとして知られる鈴鹿サーキットから車で7分程度の立地条件の良さもあって、かつては多くの利用者があった。しかし、同業他社との競合や建物の老朽化などで徐々に利用者が減少し、近年の年間売上高は約4,000万円で推移していた。

ホテル施設の建設資金をはじめとする金融機関等からの過大な借入債務が重しになるなかで新型コロナによる外出自粛が追い打ちをかけ、資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。

負債総額は約46億8,800万円。

TSRが報じた。

メトロエンジンリサーチによると鈴鹿市には宿泊施設が35、部屋数にして2,049室が提供されている。

6月に確認された新型コロナ関連の宿泊施設の倒産は全国初となった。

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