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スーパーホテル、「CO2実質ゼロ泊」で「サステナブル★セレクション2025」二つ星を獲得

株式会社スーパーホテルは、2025年9月5日に全宿泊に伴うCO2排出をカーボン・オフセットする「CO2実質ゼロ泊」の取り組みで「サステナブル★セレクション2025」二つ星を獲得した。同社は「Natural, Organic, Smart」をコンセプトに、国内176店舗、海外1店舗を展開している。

(出典:株式会社スーパーホテル

スーパーホテルは2001年から環境活動を進めており、客室や設備、サービスにおいて環境負荷の低減を目指してきた。宿泊客に対する節電や節水の呼びかけに加え、宿泊そのものが環境貢献につながる仕組みを構築してきたことが特徴である。これらの取り組みが評価され、ホテル業界で唯一、環境大臣から「エコ・ファースト企業」に認定されている。

今回二つ星を獲得した「CO2実質ゼロ泊」は、2025年1月より全店舗で導入されている。宿泊時に発生するCO2をカーボン・オフセットする取り組みであり、国内の大規模チェーンホテルでは初の事例となる。2010年から一部で実施されていたエコ泊を全宿泊に拡大し、電力はCO2フリー電力や非化石証書を活用、水道やガス使用による排出も100%オフセットしている。これにより累計13万トンのCO2排出削減を実現した。

二つ星の選定では、顧客や地域、従業員と一体となってサステナビリティ経営を推進している点が評価された。再生可能エネルギーの活用や「CO2実質ゼロ泊」に加え、客室清掃不要や歯ブラシ返却による顧客参加型の取り組み、地域資源の活用、さらには地域の飲食店と連携した宿泊プランなど、持続可能性と地域活性化を両立させている。従業員に対しても独自の睡眠プログラムや月1回の1on1面談を実施し、エンゲージメント向上を図っている。

「サステナブル★セレクション」は株式会社オルタナと一般社団法人サステナ経営協会が共催する仕組みで、持続可能な理念や手法に基づいて開発された製品やサービスを選定して推奨している。二つ星は製品・サービスの持続可能性だけでなく、提供する企業の経営姿勢も含めて評価される。

スーパーホテルは20年以上にわたり持続可能な社会の実現を目指して取り組みを進めてきた。今後も快適で過ごしやすく、環境に配慮したホテル運営を継続するとしている。

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