株式会社スターフライヤー(福岡県北九州市)が、「ペットと一緒に旅行ができる街、社会」を目指し、ペットを客室に持ち込む検証を 3 日間実施した。
JR 九州ステーションホテル小倉株式会社とスターフライヤーによるこの取り組みは、北九州で初のペット同伴の宿泊、フライトの検証となった。
検証が実施されたのは、JR 九州ステーションホテル小倉とスターフライヤーの北九州発羽田着、SFJ76、SFJ74、SFJ76便の計 3 便。10 月 1 日から 3 日にわたり開催された。
JR 九州ステーションホテル小倉には、北九州市の株式会社シノハラ製作所が販売する、ペット専用ソファや、福岡市の株式会社 ヴェニールが製造する無添加のペット用おやつが用意された。
ペットの客室への持ち込みができるフライトは、これまで ANAホールディングス傘下の ANA X が、ペットと機内で一緒に過ごせるチャーター便を利用したツアーを 2016 年と 2021 年に限定的に開催しているが、チャーター便でないフライトにペットを乗せる場合、日系の航空会社では基本的に貨物室での輸送となる。
スターフライヤーは両社によるペット同伴ルームおよびペット同伴フライトの検証の目的として、将来的なサービス導入を目指すためとし、検証にはスターフライヤーの社員がモニターとして宿泊、搭乗。検証後には各種課題を洗い出し、本サービス導入に向けて対策を検討するという。