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静岡 県内宿泊割引を10月より全国に拡大 GoToトラベルとの相乗効果ねらう

9月23日、静岡県はこれまで近接する4県民に限定していた宿泊割引を、10月より全国に拡大すると発表した。

10月より、静岡県が全国を対象とした宿泊割引キャンペーンを展開する。内容は、県内の宿泊施設の利用者に対し1人1泊当たり最大5,000円を給付するというもの。こちらの補助は「GoTo」の35%割引とも併用可能だ。

県ではこれまでも同様のキャンぺーン『バイ・シズオカ〜今こそ!しずおか元気旅!!』を静岡、山梨、長野、新潟の4県民にしぼって実施していたが、今回は対象を全国に拡大して行う。

楽天トラベルで10月6日朝6時から、じゃらんで10月8日朝10時から宿泊割引クーポンの配布を開始。県内の旅行代理店と合わせ、計6万泊分が割引される予定だ。

さらに、静岡清水港と西伊豆土肥港を結ぶ「駿河湾フェリー」の50%割引も。こちらは①県内の宿泊施設を利用するか ②県内の歓呼施設を2か所周遊 することが条件。

コロナ禍で消費の冷え込む観光業界を支援するための施策は各地で行われている。しかし利用対象はその地域や近隣の在住者にしぼったものが多い。

静岡が今回のタイミングで全国対象に踏み切ったのは、東京都の「GoToトラベル」追加に合わせ、相乗効果により県内の観光需要回復をねらったものだという。

静岡の感染状況は8月下旬以降落ち着いており、一日の感染者は10人を下回る。しかし、全国からの来訪者となれば油断は禁物だ。

県では12月までに抗原検査機を3台増やし、検査体制の拡充を図っていく方針だという。報道陣への会見で川勝平太知事は「不安はまだ確実に存在している」としながらも、「あえてこの機会を活用して、どのくらいこの不安を払しょくできるのかということで、踏み出した」と述べた。

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