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【静岡県】県独自の宿泊割で旅行会社が165万円の不正受給

1月28日、静岡県は停止中の「Go To トラベル キャンペーン」に代わる観光支援策として実施していた県民向け宿泊割引で、県内の旅行会社「アイム」が要件に満たない旅行362件の補助を申請し、補助金165万円を不正に受給していたと発表した。

静岡県の発表によれば、不正受給が疑われる362件のうち、実際に旅行に行ったと確認できたのは16件に留まるという。またその16件でも、旅行者が県民だと確認できる書類の提示はなかったため、不正な請求と判断された。

問題とされた362件は2021年の7月から8月が出発日となっており、利用者数に対して地域クーポンの利用が少なかったため、県が調査していた所、事態が発覚したという。不正を指摘された旅行会社「アイム」は既に全額を弁済しており、社長は「故意ではなく提出書類に誤りがあった」と弁明している。県では架空請求の可能性も視野に入れ、詐欺の容疑で被害届の提出を検討中だ。

今回、不正受給が発覚した静岡県の宿泊割引「今こそしずおか元気旅」は、県内を目的地とした宿泊・日帰り旅行に対し、1人1泊(回)につき最大5,000円割引というもの。料金の支払い後に事業者が補助の申請を行い、後日、県から事業者に対し補助金が支払われる仕組みだった。

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