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【青森県】「ABホテル」新青森駅保留地の建設計画を撤退

青森市は、新青森駅の周辺に分譲していた土地区画整理事業について、すでに売却済みだった一区画でビジネスホテルの建設を予定していたAB ホテルが、事業を撤退する方針であると発表した。

青森市では2007年ごろより、新青森駅周辺を「一般保留地」として商業用に18区画に分譲。民間への売却計画を進めていた。今回 、事業撤退が明かされたのは駅の南東側に位置する1区画だ。事業撤退の理由について、ホテル側は「新型コロナウイルス感染症の影響で、宿泊需要が見込めなくなったため」だと明かしている。売却の契約が完了したのは、コロナが猛威を振るう以前のことだった。

また、未売却だった別の1区画は「パルハウス」が買い取り、複合ビルと立体駐車場が建設される見通しだ。こちらのビルの5階から14階には、リモートワークや出張での利用を見込んだ、長期滞在型の宿泊施設が入るという。敷地面積は約1964平方メートルになる予定で、総事業費は20億7160万円。市が約9236万円を助成する。

青森市は、今回事業撤退が決定した一区画についても、早期のうちに売却できるよう努めると発表している。

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