リゾートホテル「リゾナーレ熱海」では、2025年3月1日から5月31日の毎週土曜日に、海洋環境保全団体である一般社団法人サバーソニック&アジロックフェスティバルの協力を得て「海藻の学校」という旅育プログラムを開催する。このプログラムでは、地球温暖化の影響で進行する磯焼けをテーマに、子どもたちが海藻の重要性を学べる内容が展開される。
プログラムは、海洋環境保全団体のスタッフによるレクチャーから始まり、磯焼けの現状や海藻の役割についてクイズ形式で学ぶ。その後、水中ドローンを操作して海中の藻場や磯焼けを観察する体験を行い、伊豆半島で確認されている10種類の海藻を使ったランチを通じて、海藻の多様性を体感する構成となっている。最後に、専用のワークシートに体験内容をまとめることで、学びを深め、家族で共有する機会を提供している。
リゾナーレ熱海が位置する伊豆半島は全国でも最多の海藻が生息する地域である。しかし、近年の地球温暖化やその他の環境変化の影響により、藻場の磯焼けが深刻化している。本プログラムは、こうした現状を踏まえ、海藻の重要性を次世代に伝えるべく、2023年から開催されている取り組みである。
リゾナーレ熱海を運営する星野リゾートでは、経済価値と社会価値を両立させるCSV経営を推進しており、本プログラムはSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」に寄与する内容として位置づけられている。特に子どもたちが自然環境について学び、体験を通じて興味を深められる機会を提供することを重視している。
プログラムの開催時間は10時から15時で、1名あたりの料金は6,000円(税込)。小学生以上の宿泊者を対象にし、保護者の参加が必須である。参加者には、レクチャーや水中ドローン体験、ランチ、レンタルウェアが提供されるほか、体験内容をまとめられるワークシートが用意されている。
リゾナーレ熱海は相模湾を一望できる丘に建つ全室オーシャンビューのリゾートホテルである。豊富なアクティビティと自然を生かした空間デザインを特徴とし、訪れる人々に記憶に残る旅のひとときを提供している。