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山陽電鉄、舞子ホテルを売却

山陽電気鉄道株式会社は 7 日、同社が保有していた固定資産「舞子ホテル」(神戸市垂水区)を譲渡すると発表した。同ホテルは 2019 年より、改装のために営業を停止していた。

山陽鉄道公式ウェブサイト(http://www.sanyo-railway.co.jp/index.html)より

 山陽電鉄は、2022 年 3 月 7 日に開催された取締役会において、「舞子ホテル」の譲渡を決議した。同社は譲渡理由として、経営資源の有効活用と、資産効率の向上をはかるためだとしている。譲渡の締結日は 3 月 15 日で、物件の引き渡しは 24 日の見込み。譲渡益は 67 億円以上となる。譲渡先は公表していないが、入札を経て決定した。

「舞子ホテル」は今から 100 年以上前の 1919年、日下部汽船迎賓館、また日下部久太郎 別邸として、建設された歴史ある建物だ。当時、海外からの来賓客を迎える場、社交場として洋館や茶室、奥座敷などの施設が建設されたという。「舞子ホテル」としての営業は、1942 年より行っており、戦後には GHQ に接収されたこともある、歴史の詰まったホテル・建築物だった。今後、どのように活用されていくのは未定だ。

最近では西武ホールディングスがプリンスホテルやゴルフ場など多数の施設を売却すると報じられた。3 月頭には 小田急電鉄 株式会社が東京都新宿区にあるホテル、「ハイアットリージェンシー東京」の売却を検討していると報じられている。
また、先月には
リゾートトラストが、同社が運営するビジネスホテル、「ホテルトラスティ」の6 施設を、不動産関連投資・運用を手がけるスターアジアグループに売却すると発表している。売却されるホテルは 今月末に営業を終了し、4 月には物件の引き渡しとなる。



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