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京都・奥橋立伊根温泉「桜泉閣」のさくら観光が破産開始 新型コロナ関連倒産

温泉旅館運営の(有)さくら観光(所在地:京都府与謝郡)は3月1日付、京都地裁において破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は約4億円の見通し。

1994年4月に設立の同社は、奥橋立伊根(いね)温泉で旅館「桜泉閣」を運営していた。同旅館の温泉は樹齢200年と伝えられる山桜の美しさから「桜の湯」と呼ばれ、湯量は京都府下最大で知られていた。また、近くの若狭湾などで取れるカニやブリなど魚介類を使用した料理で集客していた。

リーマンショック前の2007年3月期には約1億円の売上があったが、その後は長期に渡る消費不況により客の減少が続いた。新型コロナによる影響もあって資金繰りに窮し、事業を断念。今回の措置となった。

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