リソルホールディングス株式会社は、従業員エンゲージメントの向上を図るため、オフィス業務における服装の自由化を10月16日より開始した。これまでの取り組みとして、夏季期間のノーネクタイ・ノージャケットの導入や、ビジネスカジュアルの段階的な採用があったが、今回の取り組みでは、通年での服装自由化を採用した。もちろん、業務特性や安全衛生上の必要がある従業員については、適切な服装を着用することが求められる。
この取り組みの目的は三つである。第一に、従業員が自分らしい服装を選び、より快適に働ける環境を整備すること。第二に、開かれたコミュニケーションを奨励し、多様な価値観や発想を共有することで、イノベーションを生む活気ある職場を作ること。第三に、個性を尊重し、自由な発想や自立的な思考を促す環境を実現することである。
リソルホールディングスは、コーポレートスローガン「あなたのオフを、もっとスマイルに。」を基に、様々な事業を展開している。その中心には、「人にやさしい・社会にやさしい・地球にやさしい」の三つの価値が掲げられている。この服装自由化の取り組みも、その企業風土の一環として、従業員の「自分らしさ」を活かし、多様な価値観を尊重する文化をさらに推進するものである。
以上の取り組みは、宿泊業者にとっても参考となるかもしれない。従業員の満足度やエンゲージメントの向上は、サービスの質を高める上で欠かせない要素であり、リソルホールディングスのような取り組みを通じて、より良い職場環境とサービスの提供を目指すことが重要である。