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リゾートトラスト、藻類活用プロジェクト『MATSURI』に参画 :カーボンニュートラル社会を目指す新たな挑戦

(出典:MATSURI

リゾートトラスト株式会社は、シンガポールに本社を置くCHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.をグループ統括会社とする、ちとせグループが主導する「MATSURI(まつり)」プロジェクトに産業構築パートナーとして参加することを決定した。

本プロジェクトは「藻を基盤とした社会」を目指しており、光合成を活用した藻類の生産によってカーボンニュートラルの達成を促進するとともに、パートナー企業間で連携を図り、藻類を基盤とした燃料、プラスチック、食品、化粧品といった多様な製品を社会に普及させるための事業開発を進める取り組みである。

リゾートトラストグループは、会員制を基盤とするリゾートホテル等の「余暇」分野に加え、メディカルやシニア、化粧品・サプリメントなどの「健康・美」をテーマとした事業も展開している。「健康や美」の分野においては、人生100年時代に対応し、健康長寿の実現とパーソナル・ウェルビーイングに貢献することを目指して、顧客が健康で自分らしい生活を享受できるよう多様なサービスを提供している。

今回の「MATSURI」プロジェクトへの参画を通じて、リゾートトラストグループは藻類を活用した化粧品などの新たな商品やサービスを開発し、環境に配慮しながら、顧客の豊かで幸福な生活の実現にさらに貢献する考えである。

「MATSURI」は、「Microalgae Towards Sustainable and Resilient Industry」の略称であり、藻類の大規模生産と事業化に強みを持つちとせグループが中心となって進めるプロジェクトである。日本を代表する企業群や行政機関と共に、これまでに例のない藻類産業の構築を目指し、人類史に刻まれる祭りと呼ぶにふさわしいプロジェクトとして、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいる。

藻類とは、二酸化炭素と太陽光を用いる光合成を通じて、二酸化炭素を吸収しながらたんぱく質、脂質、炭水化物といった多様な物質を生成する生き物である。陸上植物に比べて光合成による生産効率が高く、少量の水での培養が可能であるため、有限な淡水資源が社会課題となっている現代においても、サステナブルな方法で大量のバイオマスを安定的に供給できる可能性がある。

バイオマスとは、再生可能な生物由来の有機性資源であり、化石資源を除いたものを指す。化石資源由来のエネルギーや製品をバイオマスに代替することにより、気候変動問題への対策に貢献することが期待されている。

ちとせグループは、千年先の未来を見据え、人類が豊かに暮らせる地球環境を維持することを目標に、光合成を基点とする産業を構築する企業群である。創業以来、日本と東南アジアを中心に多くの国や企業と連携しながら、実用性の高い技術の開発と蓄積を行い、世界のバイオエコノミーの発展をリードし続けている。

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