テーマパークを運営するラグーナテンボスが 21 日、新型コロナウイルスの影響で悪化した財務を改善するため、海水などを美容に利用する「タラソテラピー(海洋療法)」事業からの撤退を発表。合わせて、当該施設の土地・建物をリゾートトラストに売却すると発表した。対象となるホテルや温浴施設2021年3月末をもち営業を終了する。
愛知県蒲郡市にある複合リゾート施設「ラグーナテンボス」は、「ラグーナ蒲郡」として2001年よりテーマパークや、ヨットハーバー、アウトレットモールやレストラン、ホテルや温浴施設を中心として運営されていたが2014年より現在の名称へ変更した。
営業終了となる施設は、「タルゴ ラグーナ」、「ホテル ラグーナ ヒル」、「ラグーナの湯」の3施設。リゾートトラストが取得して再開発する跡地は同社が運営する会員制施設「ラグーナベイコート倶楽部」に隣接しており、新施設を計画するという。
会員制リゾートを運営するリゾートトラストはことし9月にも、岐阜県高山市にホテル開発用地を取得するなど、精力的に開発を続けている。
また、リゾートトラストはグローバル展開の第一弾として、ハワイ・オアフ島のラグジュアリーホテルである「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」を冠した「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」を、横浜のみなとみらい21地区に、ことし9月に開業している。