木原誠二官房副長官は 6 日、コロナウイルスの感染状況次第では 7 月前半に実施するとしてきた観光支援策「全国旅行支援」の開始時期につき、延期の可能性があると言及。今月前半に判断すると発言した。
落ち着いてきたかと思われる新型コロナウイルス感染症の感染者数が、このところ再び増加傾向にある。木原誠二官房副長官は、「改善が確認できれば、7月前半に実施すると申し上げてきたところではあるが、併せて足元の状況は当然考慮しなければならないだろう」と発言。新型コロナウイルスの状況について、今後増加する懸念があり、注視が必要な状況であると述べた。
停止中の Go Toトラベルキャンペーンに代わる新たな観光支援策として期待される「全国旅行支援」については、新型コロナウイルスの感染状況などを踏まえて、総合的に判断するとした。
「全国旅行支援」は、現行の県民割を拡大するというものではなく、全国を対象とした新たな需要喚起策となる。6 月中の感染状況を見極めた上で、感染状況の改善が確認できれば、7 月前半より開始し、お盆期間などの繁忙期を除いて 8 月末までの実施予定とされてきた。