神戸ポートピアホテルが、人工島であるポートアイランドで初のケースとなる、養蜂を行った。近隣地域の生態系保全への貢献や地産地消、食育などの観点から、国連 SDGs 達成に向けた取り組みの 1 つとして、ホテル敷地内で養蜂を行い、はちみつを採取に成功した。ポートアイランド産のはちみつは数量限定で、8 月 3 日より店頭とオンラインで販売する。
株式会社神戸ポートピアホテルの養蜂の取り組みは、生態系保全や地産地消、食育などの SDGs 達成に向けた取り組みの 1 つとして、同社内の公募企画にて発案された。
花蜜を集めながら花粉交配を行うみつばちを飼育する養蜂は、光合成でCO2(二酸化炭素)を吸収する植物の繁栄にもつながり、SDGs 目標 13「気候変動に具体的な対策を」、目標15「陸の豊かさも守ろう」の達成に貢献する。
神戸ポートピアホテルでは 2022 年はトライアルとして、ホテル敷地内の一角に 2 群の巣箱を設置して養蜂を実施。同年 5 月上旬から 7 月上旬にかけて 150キロ 以上のはちみつを採取した。
41 年前に神戸市の山を切り拓き、その土砂で作った人工島 ポートアイランドだが、緑や公園も多く、中央緑地のビオトープにはさまざまないきものが生息するなど、豊かな自然環境を形成しているという。
神戸ポートピアホテルは今後も養蜂の取り組みを続け、ポートアイランドの豊かな自然を未来へつなぐことに貢献していく。