4月27日、沖縄総合事務局は公式ホームページにて、ワーケーションに関する調査結果を公表した。
ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、観光地やリゾートでネット環境を利用しテレワークを行うという、働きながら休暇を取る過ごし方のことだ。新型コロナの影響でオフィスにとらわれない働き方が求められる中、新しい旅のスタイルとして注目を集めている。
沖縄県が実施したワーケーションに関する調査では、実際に県内で沖縄ワーケーションを行った人、もしくは県内の旅行を検討している人という「実施側」と、宿泊施設やテレワーク、観光協会などの「受け入れ側」の双方を対象に質問が行われた。
調査によれば、ワーケーション実施者の平均滞在日数は11.8日。5日以上の滞在が44.4%と半分近くを占めており、通常の観光旅行よりワーケーション目的の場合の方が、滞在期間が長くなる傾向が認められた。
滞在中にかかった費用の平均で21.5万円。費用帯別に見ると10~15万円が22.5%で、10万円以上の滞在費用は合計60%以上となった。
また、過去2年間に沖縄でワーケーションを実施した人の95.6%がリピートしたいと回答している。さらに沖縄への旅行を希望する人の3割も、ワーケーションに対して「実施してみたい・やってみたい」と意欲を示しており、また3割の人が「興味がある」と回答した。