知られざる那覇を満喫する「街ナカ」ホテル「OMO5沖縄那覇（おも）by 星野リゾート」は、沖縄の焼き物“やちむん”をテーマにした新客室「やちむんルーム」が誕生することを発表した。
テーマは「100のやちむんと100のつくり手に出会える部屋」。伝統的な柄や技法を得意とするベテランから、感性を自由に表現した若いつくり手まで個性豊かな作品が一同に会する。お気に入りのやちむんを見つけながら、やちむん巡りの計画を立てたり、使い勝手を試したりと、やちむんの世界にどっぷりと浸ることができる。さらに工房や店舗情報をまとめた「やちむんガイド」も用意されており、やちむんを通してうちなーんちゅ（沖縄の人）の新たな魅力を発信する、新感覚の客室となっている。
本記事では、新客室「やちむんルーム」について、「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」に取材を行った。
▷ 公式サイト：https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5okinawanaha/
―――どのような経緯で「やちむんルーム」を企画されたのでしょうか
OMO5沖縄那覇では、これまで那覇の街のディープな文化や、歴史、人の魅力を(「裏国際通りさんぽ」や「那覇シーサーさんぽ」など)、独自の視点で発信してきました。
その中で、壷屋の窯元や店舗の皆さんとのご縁が生まれお話を伺っていると、窯元ごとに作風や技法、歴史はさまざまで、見聞きするだけでワクワクし“やちむん”の奥深さに魅力を感じました。
そもそも“やちむん”の歴史は古く、諸説ありますが、約400年前から沖縄県内各地で作陶が行われていたそうです。
琉球王府の工芸産業振興の一環として現在の那覇市壷屋に集められ技術が向上。その技術は今も多くの職人が受け継いでおり「壺屋やちむん通り」や読谷村の「やちむんの里」をはじめ、沖縄県内各地で多くの作品が作られています。
100人のつくり手の作品では、まだほんの一部ではありますが、「つくり手との出会いは、旅のテンションをあげる」ことをスタッフの実体験から確信しています。沖縄の工芸品の一つ“やちむん”と、つくり手との出会いのきっかけを作りたいと思い「やちむんルーム」を企画しました。
――― 「やちむんルーム」の注目してほしいポイントを教えてください
テーマでもある「100のやちむんと100のつくり手に出会える部屋」であることです。
東西約1,100キロ、南北約400キロに及ぶ沖縄県内各地で作られた色や形、柄や作風、技法や風合いがさまざまな“やちむん”を一部屋に集めました。
伝統的な柄や技法を得意とするベテランから、感性を自由に表現した若いつくり手まで、個性豊かな作品が並んでいます。自分好みの作品を探しながら、やちむん巡りの計画を立てたり、使い勝手を試したりと、やちむんに没頭することができるところです。
――― 客室に用意されている「やちむんガイド」には、どのような情報が載っているのでしょうか
お部屋にある100の作品を紹介した「やちむんガイド」には、100のつくり手の作品・窯元名をはじめ、工房の情報や購入できる販売店などの情報が掲載されています。
やちむんの歴史や柄や技法の紹介もあり、旅の作戦会議が愉しくなる一冊です。
―――「やちむんルーム」は、どのようなお客様に特におすすめしたいでしょうか
やちむんや焼物がお好きな方、工芸やクラフト好きな方はもちろんのこと、沖縄リピーターの方にも「新しい沖縄の魅力」として愉しんでいただきたいです。
―――「やちむんルーム」への宿泊を通して、お客様にどのような価値や体験を提供したいとお考えでしょうか
「OMO by 星野リゾート」のコンセプトは「テンションあがる『街ナカ』ホテル」。街をこよなく愛するスタッフが地域の方々と仕掛ける、新感覚のホテルです。
やちむんやつくり手との交流を通して沖縄の新たな魅力に触れる、新感覚を体感していただききたいです。
■「やちむんルーム」概要
宿泊開始日 ：2024年11月1日
定員 ：3名
料金 ：18,000円〜(1泊1室あたり、税込、食事別)
含まれるもの ：やちむんガイド1組1冊
お茶菓子セット、泡盛ミニボトル
「壺屋やちむん通り」お土産チケット
予約 ：OMO5沖縄那覇 公式サイト
■「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」概要
所在地 ：〒900-0032 沖縄県那覇市松山1丁目3番16号
電話 ：050-3134-8095(OMO予約センター)
客室数 ：190室・チェックイン:15:00/チェックアウト:11:00
料金 ：1泊1室 16,000円〜(税込、食事別)
アクセス：ゆいレール「県庁前駅」から徒歩6分・「美栄橋駅」から徒歩8分
那覇空港から車で約8分(国道58号線沿い)
URL ：https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5okinawanaha/