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沖縄県 独自の観光需要喚起策に5億3,000万円の予算を計上

1月8日、沖縄県では、県民を対象とした独自の観光需要喚起策「彩発見キャンペーン」第3弾を実施する財源として、2020年度一般会計予算の第12次補正にて5億3,000万円の予算を計上した。

「彩発見キャンペーン」は、新型コロナウイルスで落ち込む県内の旅行需要を回復させるために、沖縄県が行った自の宿泊割引事業。昨年7月10日から8月30日にかけて行われた第2弾では、一人一泊あたり最大1万円が支援された。昨年11月ころからの感染再拡大によりGoToトラベル事業が全国停止となり、首都圏では緊急事態宣言が発令されたこともあって、県内の観光事業者からは苦境を訴える声が上がっていたという。

第3弾の実施にあたっては、昨年のキャンペーン実施で得たデータを活かし、宿泊施設のみならず観光施設や交通機関へも支援の手が届くよう配慮するとのこと。

第3弾の実施に向け、県は第1弾と同規模である5億3,000万の予算を確保し年度内の開始を検討していた。しかし昨今、新型コロナウイルスの感染が増加傾向にあることから、具体的な開始時期については未定となっている。首都圏の1都3県で緊急事態宣言が発令されたことを受け、現在沖縄では対象地域との往来自粛の要請を検討中だ。また、飲食店の時短営業要請についても期間の延長や対象地域を拡大する方向で見直しを進めているという。

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