株式会社 Airporterは、2023年10月31日(火)から、南海電気鉄道株式会社と共に「n・e・s・t 関西空港店」という手ぶら観光窓口の運営を開始する。
2022年10月の入国制限撤廃を受けて、関西国際空港の国際線の発着回数は2023年8月時点で約5倍増となる9,903回となっている。この増加に対応し、南海電鉄は2018年12月10日に、旅客の手荷物を一時預かる「n・e・s・t 関西空港店」を開設していた。一方、Airporterは、主に東京で空港とホテル間の手荷物の当日配送サービスを展開している。このため、両社が連携し、関西国際空港から大阪市内全域のホテルへの手荷物当日配送サービスを提供することとなった。
サービスの詳細として、開始日は2023年10月31日、南海電鉄関西空港駅に位置し、サービスの利用は改札外からとなる。営業時間は9時から21時で、11月1日から11月30日は10時から20時。手荷物の配送受付締切は14時30分で、同日19時以降にホテルでの受取が可能である。手荷物の預かりは800円、配送は2,500円で、配送先は大阪市内のスタッフが常駐するホテルとなる。
将来的な展望として、Airporterは2023年7月から、宿泊施設から海外の空港までの手荷物直送サービスの実験を行っており、これにより観光客は観光最終日の時間をより効果的に活用できるようになる。南海電鉄も、駅に手荷物チェックイン機能を持つ専用機器の開発や、航空会社のオンラインチェックインとの連携を視野に入れている。大阪・関西万博を控え、これらのサービスはインバウンド客の増加やオーバーツーリズムの問題への対応として期待されている。