森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社は、世界最大級の環境イベント「EARTH HOUR(アースアワー)」に賛同し、12月1日から運営する10のホテルで廃棄物を活用した「ランタン作りワークショップ」を実施する。2024年3月23日のアースアワー当日には、東京マリオットホテルで消灯し、これらのランタンで館内を照らすイベントを開催する計画である。ランタンは電気の代わりにソーラー充電式イルミネーションライトを使用して一斉に点灯され、会場を温かな光で照らす。
アースアワーの趣旨に賛同する同社は、ホテル運営を通じて風景や環境を活かし、旅の体験を豊かにするという方針を持っている。日本全国のホテルをネットワークし、環境への意識を高める活動に積極的に取り組んでいる。
日本各地の10ヶ所のホテルでは、地域や各ホテルで発生する廃棄物を活用したランタン作りワークショップを実施する。特に、「南紀白浜マリオットホテル」では、竹林を整備する際に伐採された竹を活用し、ワークショップを行う。他のホテルでは、宴会場やレストランで廃棄される空き缶を利用する。
これらの手作りランタンは、2024年3月23日のアースアワー当日、東京マリオットホテルでの消灯イベントでお披露目される。このイベントでは、ロビーとフロント周辺の電気を消灯し、ランタンの光で照らす。加えて、限定のオリジナルドリンクも販売される予定だ。
また、本ワークショップで使用する竹は、和歌山県のアドベンチャーワールドが推進する「パンダバンブープロジェクト」から提供される。このプロジェクトは、里山整備のために竹林から伐採された竹をジャイアントパンダの食事に活用し、廃棄物を減らすことで環境保護に貢献している。
EARTH HOURは、2007年にWWFオーストラリアとパートナー企業がシドニーで行った消灯イベントから始まった。現在では世界最大級のグラスルーツイベントとして、190以上の国と地域が参加し、地球の持続可能な未来のために行動を起こしている。