宿泊事業者向けの客室単価設定ツールやデータ分析ツールを提供するメトロエンジン株式会社は、株式会社ミドルウッドが運営する5つの宿泊施設において、ビッグデータや人工知能・機械学習を活用したレベニューマネジメントシステム「メトロエンジン」の導入を実施し、導入後5カ月が経過する同社にインタビューを行った。
インタビューの概要として、株式会社ミドルウッド IT事業部 秋葉氏は導入前の課題としてレベニューマネジメントの極端な属人化を挙げている。しかし、「メトロエンジン」の導入により、効率的な運営と売上の向上が実現された。秋葉氏は、今後もこのシステムの導入を進め、ホテル経営において集客と接客に専念する体制を目指すと述べている。
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『レベニューマネジメントはAIに全てお任せ 先々の料金コントロールを最適化しオンハンド向上を実現』
株式会社ミドルウッドは、グランパークホテルグループを中心に15の宿泊施設を展開している。同社は、これまで属人化していたレベニューマネジメント業務を自動化する目的で「メトロエンジン」を導入した。このシステムは、宿泊施設向けの価格調整ツールであり、需要予測を基に最適な販売価格を提示するものである。導入の結果、ミドルウッドはレベニューマネジメントを完全自動化し、料金コントロールをより精緻に行い、予約獲得を最大10%増加させた。
導入前、ミドルウッドはレベニューマネジメントが高度な経験を要する業務として属人的に運営されていた。特に繁忙期や天災、突発的な需要変動時には迅速な対応が難しかった。しかし、「メトロエンジン」の導入後、料金調整の労力が大幅に削減されるとともに、未来の料金設定もきめ細かく管理できるようになった。
秋葉氏は今後、『メトロエンジン』の導入店舗を増やしていき、最終的にはホテルの集客と接客に専念する体制を目指している。『メトロエンジン』の魅力は、そこにあると言えるだろう。メトロエンジン株式会社は、宿泊業界におけるDXの推進や集客の強化をサポートし、事業運営の新たな可能性を追求していく方針である。
▶株式会社ミドルウッドの概要
ミドルウッド社は関東圏と東北に15のホテルとイベントホールを持つ、24年の歴史を持つ企業。リゾートからカプセルホテルまで、様々なタイプのホテルを運営し、地域性とスタッフの個性を生かしたサービスを提供している。
近年は新たなホテルを順調にオープンし、さらなる拡大を目指している。外国人観光客への対応や特別なイベントの提案も行い、地域との連携を深める活動を行っており、経済の活性化にも貢献している。
また、アメリカニューヨークに拠点を置く老舗寝具メーカーSOFT-TEX社の許諾を受け、「Soft-tex JAPAN」を立ち上げ、日本人にフィットするオリジナル仕様に改良したマットレス等の販売も行なっている。