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マリオット・インターナショナル、最高経営責任者(CEO)のアーニ・ソレンソン氏が急逝したことを発表

マリオット・インターナショナルは16日、最高経営責任者(CEO)のアーニ・ソレンソン氏が、膵臓がんにより亡くなったと発表した。

アーニ・ソレンソン氏

同社は2019年5月にソレンソン氏が膵臓がんと診断されたことを発表しており、今月2日には、治療に集中するため、一時的にソレンソン氏のスケジュールを短縮すること、また数カ月間マリオットのベテラン役員2名をその間ビジネスユニットとコーポレート機能の日常業務を監督する責任者として任命したことを公表したばかりだった。

ソレンソン氏は2012年にマリオット史上3人目のCEOに就任、マリオットの姓を名乗らない初のCEOとなった。ソレンソン氏は、スターウッド・ホテルズ&リゾーツ・ワールドワイドを130億ドルの買収などを先導し、マリオットを力強い成長軌道に乗せてきた。

また最高経営責任者(CEO)在任中、ソレンソン氏は会社の発展を推進し、多様性、公平性、インクルージョン、環境の持続可能性、人身売買に対する意識の向上など、マリオットを大きく前進させてきた。

「アーニは並外れた経営者でしたが、それ以上に並外れた人間でした」と、エグゼクティブチェアマン兼取締役会長のJ.W.マリオット・ジュニアはプレスリリース内で述べている。「彼にはホスピタリティ業界の方向性を予測して、マリオットをより成長させるという能力に優れていました」と続けた。

2月上旬にソレンソン氏が治療に集中するため、ビジネスユニットとコーポレート機能の日常業務を監督する責任者としてマリオットのベテラン役員2名、ステファニー・リナーツ氏とトニー・カプアーノ氏が任命されたが、マリオットの取締役会が新しいCEOを任命するまでの間、ソレンソン氏の職務を継続していく。

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