大分県国東(くにさき)市で、市内の宿泊者に料金の割引やクーポンを配布するキャンペーンが実施中。11月までは県民限定。12月から全国民対象となる。
コロナ禍に苦しむ観光業界を支援すべく、各地で実施された宿泊割引キャンペーン。
その多くが7月から8月までの夏季限定であった。観光シーズンのピークを狙ったものと思われる。
一方で、長期にわたって行われるキャンペーンも存在する。
大分県国東市で9月1日より開始された「国東市 観光応援プロジェクト 宿泊キャンペーン」は、来年2月まで半年にわたって継続する予定だ。
キャンペーンの柱は2本。宿泊料金の半額割引(最大6,000円)と市内でつかえるクーポン券(最大2,000円分)の配布である。これらのサービスはGoToとの併用も可能だ。
割引が適用される宿として、現在、「ホテルベイグランド国東」や「ホテル・ヴィラ・くにさき」など県内の14施設が登録されている。
国東市 観光応援プロジェクト 宿泊キャンペーン 登録宿泊施設一覧
クーポンは対象宿泊施設のチェックイン時、または予約した旅行会社より受け取る。
キャンペーンは前後期に分けられて実施され、11月までは大分県内在住者が対象、12月からは感染状況を考慮しつつ九州または全国に拡大する予定だという。
国東市は、大分県北東部に位置する海に面した街。
市内には、紅葉の名所であり子授け祈願で知られる「両子寺」や、「三人寄れば文殊の知恵」の発祥と称される「文殊仙寺」など、数々の寺社仏閣が点在。神仏習合にゆかりある33ヶ寺が集う「国東六郷満山霊場」巡礼の地でもある。
また、山と海に囲まれた地形を生かし、観光客向けにキャンプ場やクルージング体験なども行われている。
キャンペーンの開催は来年2月28日まで。この機会に、歴史と自然にあふれた国東市の魅力を堪能してみてはいかがだろうか。